AS/400 ファンのつぶやき

レガシーシステムとされるAS/400・・・ はたしてその実態は?

AS/400の歴史を振り返ってみよう! 

今日はAS/400の歴史を探ってみる。

 

まずは、IBMの歴史から見てみよう。

技術革新にみるIBMの歴史 

IBM 100年の軌跡 

 

データベースの視点から見ると・・・

IBM で一番歴史のあるデータベース製品はIBM i !? 

 

そのデータベース(RDBMS)の生みの親は?

エドガー・F・コッド >> リレーショナル・データベースの発明者

 

AS/400の父と言えば・・・

フランク・ソルティス >> IBM i(AS400)の元主席技術者

 

AS/400の歴史(ここ数年の情報がないけど・・・)

IBM System i (iSeries)の進化の歴史をご紹介 

 

これだけの歴史と実績、世の中クラウドの流れとはいえ、火は消さないで欲しい。

 

まずは、AS/400のエンドユーザーの使い勝手をよくすればいいんじゃない? AS/400のWeb化を調べてみた。

まあ、良くも悪くもグリーン画面が利用者側からみると、現在のオープン系システムとの大きな違いに見えちゃう。

まあ、それであればAS/400の利点を生かしながら、エンドユーザーにはオープン系とは遜色ないインターフェースを提供すればいいわけで、AS/400のWeb化について調べてみた。

 

IBM i (AS/400)Web化の手法

一言にWeb化といっても様々な手法がある。

そのバリエーションを解説。

http://www-06.ibm.com/systems/jp/power/software/i/library/pdf/20081102.pdf

 

IBM i 資産のSOA

プログラムのメンテナンス性、再利用性を大幅に向上させる事に有効である。

http://www-06.ibm.com/systems/jp/power/software/i/library/pdf/2010/02_soa.pdf

 

SOAって何?

そもそもをSOAを知らない場合はまずこちらを読んでから・・・

SOA入門: 第1回 SOAって何?

 

Web化支援ツールについて

Web化を行うための道具立てはこちら・・・

用いる手法によって、ツールを選択する。

IBM WEB化支援ツール - Japan

 

ツール選択から入るではなく、自社の資産を良く調べて、マッチした手法を選択し

その手法を用いたツールをライセンス購入するのがベストと思われる。

近頃のAS/400まわりで聞くようになった用語を調べてみた。

AS/400自体の用語ではなく、AS/400を今後どう使っていくかということに関連して様々な用語が組み合わせて使われているのを見かけるようになった。

これらの用語の元来の意味を調べてみた。

 

マイグレーション

AS/400と組み合わせるときはオープン系への移行の意味合いが強いように感じるが、一般的な意味はこれ。

マイグレーションとは 〔 移行 〕 【 migration 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

 

モダナイゼーション

これは、前述のマイグレーションとは異なり、AS/400と組み合わせるときは、AS/400上の最新アーキテクチャーにリソースを置き換えることや、AS/400をDBサーバーとして使い、インターフェースはWeb化することなどが含まれているように感じる。

元来の意味は以下。

モダナイゼーションとは 〔 ITモダナイゼーション 〕 〔 システムモダナイゼーション 〕 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

 

棚卸

AS/400だけでなく、情報システムとの組み合わせの際はシステム資産の中身を明確化する、不要資産の洗い出し(在庫チェックのように)などを表す。

元来は流通用語なので下記の通り。

棚卸とは 〜 exBuzzwords用語解説

 

可視化(見える化

AS/400と組み合わした際はブラックボックス化、属人化したシステム資産に対し、設計書の復元を始めとする設計・資産情報を図解化、定量化することなどを表す。

元来は製造業の工程などで使われるケースが多い用語。

可視化 とは - コトバンク

 

コンバージョン

従来、システム用語としてもデータやプログラムの変換の意味で良く使う用語。

AS/400と組み合わせる際は、前述のマイグレーションやモダナイゼーションに伴う、言語変換やデータ変換など資産の変換を差すことが多い。

ネット広告業、不動産業などで微妙に意味が違っているらしい。

コンバージョンとは 【 conversion 】 - 意味/解説/説明/定義 : IT用語辞典

コンバージョンとは - 不動産用語 Weblio辞書

外貨両替(コンバージョン) | FX・証券取引のマネーパートナーズ -外為を誠実に-

 

所変われば、なんちゃらですね。

AS/400  本当に移行する? そのデメリットと使い続ける道具をまとめてみた。

昨今、リプレース、マイグレーションなどの話題がでてくるAS/400だが、

「本当にレガシーという理由だけで移行していいの?」という観点でちょっと調べてみた。

 

プラントとか製造機器とか寿命は長いけど、比較してIT関連は短寿命のものが多い。

けど、AS400は過去の資産を継承できる。

AS400のメリット(1) 製品寿命が長い | アリンコネット

AS400上でいまだにS36システムが動いています。S36とはSystem/36の略でAS400の前身にあたるSystem/36上で作られたシステムの事を総称しているようです。

反面、人材がどんどん社内、市場からいなくなってきていて、保守、維持が難しくなってきているのも事実。

AS400のデメリット(1) 人材確保が難しい | アリンコネット

20代前半でAS400の経験を持つ人材はまず無い。さらに現在利用している会社でも複数名で協業する体制や技術継承などがうまく行かないケースが多い。

でも、よ~く考えてみよう。

e-BELLNETニュースウォッチ:AS/400頭脳流出の次の被害者はあなた?

長い期間にわたってAS/400に携わりこのシステムの知識を積み重ねてきたIT関連の人々が、退職やレイオフ、職業転換などで、あるときは計画的に、またあるときは計画無しに、大量に離職しつつあります。当然ながらこれらの人々はその知識を持って去って行きます。

 

新しくしながら使い続ける。AS400技術者の属人性を平準化する。

そんな道具もでてきています。

IBM i (AS400) 開発・移行ツール まとめ - NAVER まとめ

 IBM i (AS400)におけるGUI開発、システム解析、リソース解析、テスト管理、オープン化、マイグレーション、モダナイゼーション、棚卸、コンバージョンツールがまとめてある。

 

今回、まとめサイト的になったけど、調査を継続し、自分の意見を述べていきたいと思う。

業務遂行やトータルコストにおいてオープンシステムが本当に正しい選択かあらゆる視点から見ていこう。